子供に怒ってしまう本当の原因

子育ての悩みの大半って、これじゃないですか??

『子供に怒ってしまう』

  • 勉強が出来ない
  • 子供が早く寝ない
  • 子供が朝起きない
  • 子供がご飯を食べない
  • ゲームやYouTubeに夢中

このような事に対して

娘にはガミガミ言ってしまうことがあります。

でも、ある時気付いたのですが

私、自閉症の息子には怒らない(叱らない)のです。

これ、絶対に理由がありますよね。

今回は

『子供を怒ってしまう根本原因』

について

自戒も込めてお話したいと思います。

★自閉症の息子に関するブログも書いています★

↓↓↓

https://cocoro-autism.com/

目次

自閉症の息子には怒らない理由

ちょっと先に自閉症の息子の話をしますね。

息子は発語がない重度知的障害を伴う自閉症で、全く会話が出来ません。

このような状況だった場合、子供にどうなって欲しいと願いますか?

大体が

早くお話が出来るようになって欲しい

ではないでしょうか?

しかし、私はある時からそう望まなくなりました。

もちろん会話が出来るようになったら嬉しいですし、自閉症と診断されて間もない頃は、

「早く話せるようになって欲しい!!」

と思っていました。

しかし

発達障害は脳の先天性の機能障害なので

息子の場合は『言葉を発する』ということに機能的な問題があるのです。

言語訓練を集中的に行えば可能になるのかもしれませんが、息子にとって言葉でのコミュニケーションは苦手な事に分類されます。

会話が出来ない息子ですが

絵カードを使うことで限定的にコミュニケーションを取ることが出来ます。

これは割と早い段階で習得する事が出来ました。

言葉でコミュニケーションが取れないなら

出来る方法でコミュニケーションが取れたら良い。

これは決して諦めではなくて、

出来る方法を考える

ということです。

一時期、ST(言語訓練)にも通いました。

でも息子本人がストレスになって中断しました。

苦手な事を必死に訓練して子供にストレスをかけて習得させる必要があるのか?

必要ないと思いました。

ストレス過多になることで習得できる事も出来なくなりますし、二次障害にも繋がり兼ねない…。

だったら出来ることを伸ばせば良い。

ですので、今は言語訓練には通わず、将来的に絵カードで確実にコミュニケーションが取るが出来るように、息子が家族以外の人にも自分の意思を伝えられるように、そこに注力しています。

言葉じゃなくても

『伝える』目的が達成出来れば良い訳です。

自閉症(発達障害)の子育てにおいて大切な事、基本的な対応の仕方というのがあります。

  • 特性を理解する
  • 好きなこと良いところを伸ばす
  • とにかく褒める
  • 成功体験を積み上げて自信を付ける
  • 失敗体験をさせない(トラウマになったりフラッシュバックするため)
  • 苦手な事は何かで補えば良い
  • 努力や根性で出来るようにするのでは無く、出来る仕組みを作る
  • ストレスをかけないようにする

これらが念頭にあるため

『息子が出来ることをやれば良い』

『出来る方法を身につけて生きていけば良い』

『息子が出来るような仕組み作りをする』

と、何か出来なくても全く気にならないのです。

そして、自閉症の息子の子育ての方が遥かに大変なはずなのに、イライラしたり怒りの感情があまり湧かないのです。

子供(娘)に怒ってしまう原因

一方で、娘に対してはどうでしょう。

娘にはなぜガミガミ言ってしまうのか。

コーチングを知ってからは

娘に質問をして考えてもらうように促せる時(冷静に対応出来る時)も増えましたが

まだまだカーッとなってしまう時もあります…。

宿題に関しては最近あまり言わなくなりましたね。

YouTubeやゲームをやっていたとしても、なんだかんだ最後に帳尻を合わせて終わらせるので…。

娘に対してはこんな状況な訳ですが…

前述した『発達障害の子』への対応の仕方

ちょっと待って。。。

これって障害の有無に関係なく大事なことですよね?

確かに、正直、定型の娘の育て方と自閉症の息子の育て方って違う。

ここまで頭で理解しながら、なぜ娘には怒ってしまうのか考えてみました。

例えば

『勉強が出来ない』

特に算数が出来ない。

なぜ、算数が出来なくて怒ってしまうのか?

  • 算数が出来ないと将来困る
  • この程度の算数が出来ないと高校にも行けない
  • 大学に行けない

これを裏返すと

  • 算数が出来るようになって色々な職に対応出来るようになって欲しい
  • 良い高校に行って欲しい
  • 良い大学に行って欲しい

こうなりますよね。

しかし、これって

親から子への期待と

親が描く子供の理想像

親の価値観

なのです。

娘に対しては無意識に自分(私)基準で

『出来る』と思い込んでいる。

そして、『そうなって欲しい』という親の願望が入ってしまっているという事。

ここに娘(子供)の意思ってないんですよね。

息子に対しては決して諦めている訳ではなく

息子は息子らしく生きていけば良い

と思っているだけなのです。

この時点で娘に対しての考え方が『親軸』になってしまっている。

娘にしてみたら不公平に感じているはずだし、甚だ迷惑な訳ですよね。

子供に怒ってしまう理由を掘り下げてみる

繰り返し言いますが

私はこの記事を自戒を込めて書いています。

自戒も込めていますが、進歩した事もあります。

コーチングを知った事によって

『何故そう思うのか?』と

何かについて理由を考えたり

自問自答したり、子供にも質問をする習慣が身に付いて来たのです。

そこで

子供に怒ってしまう理由を掘り下げてみると

TOMOCO

なぜ良い大学に行って欲しいのか?

そもそも良い大学の基準って?

大学に行けば将来安泰なの??

TOMOCO

算数が出来ないと具体的に何が困るの?

今パソコンで出来る仕事もあるし

エクセルや電卓を使えば良いのでは?

TOMOCO

自分は大学に行ってどうだったのか?

親にどう言われてきたのか?

何となく答えが見えて来ます。

まだまだ、私自信の価値観を押し付けて、娘に期待をしている部分があるという事です。

ただ、自分に置き換えて考えると

私の親はきっと密かに「こうなって欲しい」という想いはあったと思いますが、あまり自分たちの価値観を押し付けて来る親ではありませんでした。

確かに厳しい親だったし、あれこれ言われることはありましたが、自分たちの価値観を押し付けてくることは無かった。

勉強に関しては、特に父親には「勉強するな」と言われていました(笑)

勉強だけが全てではない、という意味だったと思います。

このような感じで、自分に質問をしてセルフコーチングをすることによって、気付きを得ることが出来ます。

子供を怒ってしまう本当の原因・まとめ

私が娘に怒ってしまう理由

  • 子供(娘)に期待している
  • 自分が勝手に描く子供の理想像
  • 親の価値観

これらが原因だった訳です。

子育てってこんなものだと開き直っていた自分もいましたが、やはり怒るって自分にもかなりのストレスがかかっているんですよね。

『なぜ怒ってしまうのか?』

『なぜそう思うのか?』

『なぜこれが必要なのか?』

と掘り下げて質問をすることは、自分にも有効です。

このような記事を書いておきながら、私自信、娘への対応の仕方や思考を矯正中なのですが、ここを気付く事が出来たということが一つ進歩なのかなと思っています。

そして、前述しましたが、自閉症(発達障害)への子の対応の仕方・子育てというのは、結局は子育て全般に置いて大切なことであり、より丁寧な子育てだと感じます。

親の価値観って自然と子供に刷り込まれていくので、子供の強みを潰さなように気を付けていきたいものです。

更にその価値観について掘り下げていくと、本当の本当の真の理由が見えて来たりするんですよね。

それはまた次回お話したいと思います。

本日もお読み頂きありがとうございました☆

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