WordPressでサイトを運営していると、

外部の方に作業をお願いしたい



社内で複数人で管理したい
というシーンが出てくることがあります。
WordPressでは、制作者や管理者にゲストアカウント(共同編集用アカウント)を発行することで、サイト全体を管理する大元のパスワードは共有せず、必要な範囲だけ安全に作業を依頼できます。
以下のような方は、この記事で紹介するゲストアカウント機能をぜひご活用ください:
こんな方におすすめです
- 外部の制作会社やフリーランスに作業を依頼する方
- パスワードを共有せず、安全に作業をお願いしたい方
- ライター・デザイナーなど複数の外部スタッフと共同で運用している方
- 必要な範囲だけ編集権限を付与したい方
- 社内で複数人がサイトを管理するケース
- メンバーごとにアカウントを発行して作業内容を分けたい方
- セキュリティを重視したい方
- 重要な設定や個人情報を守りながら、編集や更新を依頼したい方
この方法を使えば、パスワードや管理者権限を共有せずに、必要な範囲だけ安全に共同作業ができます。
この記事では、WordPressでゲストアカウントを発行する方法を初心者向けに分かりやすく解説します。
目次
ゲストアカウントを発行する手順
STEP
WordPress管理画面にログイン
管理画面URLから、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。
STEP
「ユーザー」メニューを開く


管理画面の左側メニューから
「ユーザー」 → 「ユーザーを追加」 をクリックします。
STEP
新しいユーザー情報を入力
以下の項目を入力します:


- ユーザー名(必須)
- 制作者用にわかりやすい名前にします
例:mayumi-sato
- 制作者用にわかりやすい名前にします
- メールアドレス(必須)
- 制作者のメールアドレスを入力(ゲストの方にメールアドレスを指定してもらいましょう)
- パスワード
自動生成パスワードを使用するのが安全です - 権限グループ
- STEP4を参考にしてください
- ユーザーに通知を送信
チェックを入れると、入力したメールアドレス宛にアカウント情報が送られます
STEP
権限グループを設定する
「権限グループ」から制作者に与える権限を選びます。
権限 | 説明 |
---|---|
管理者(Administrator) | サイト全体を管理可能 |
編集者(Editor) | 投稿・固定ページの編集・公開が可能 |
投稿者(Author) | 自分の記事のみ作成・公開可能 |
寄稿者(Contributor) | 下書きのみ作成可能 |
購読者(Subscriber) | 閲覧のみ可能 |
STEP
必要項目入力後『ユーザーを追加』のボタンを押す
『ユーザーに通知を送信』にチェックを入れた場合は、必要項目を入力して『ユーザーを追加』ボタンを押すと、ゲストのメールアドレスに
- ユーザー名
- ログインパスワード
- ログイン画面のURL
が送信されます。
STEP
ゲストアカウント発行完了
設定された権限の範囲内でWordPressへの管理画面での作業が可能となります。
権限グループの指定で迷ったら?
当サービス(SEO記事作成サポート)をご利用の場合
『投稿者(Author)』権限をお選びください。
- 今回作成する記事の作成・編集・公開が可能
- 固定ページやテーマ設定、プラグイン設定は触れられないので安全です
- 作業範囲をSEO記事執筆だけに限定できるため、余計な修正依頼やレイアウト崩れのリスクがありません
ケース別|おすすめの権限グループ
ケース | おすすめ権限 | 理由 |
---|---|---|
SEO記事作成・ブログ記事の投稿を依頼 | 投稿者(Author) | 自分の投稿だけ編集・公開する |
社内で複数人が記事を書き、他人の記事も修正したい | 編集者(Editor) | 固定ページと投稿ページの編集・公開が可能 |
制作会社や管理代行業者にサイト全体を任せる | 管理者(Administrator) | テーマやプラグインなど全ての管理を依頼する |
ゲストの作業完了後
- 作業が終わったらゲストアカウントを削除する
- 継続依頼する可能性がある場合はゲストと相談しましょう
- セキュリティを保つため、必要がなければ常時有効化しない方がおすすめです
まとめ
- ゲストアカウントを発行すれば、安全にWordPressの編集作業を依頼できる
- 作業が終わったら削除または権限変更でセキュリティを強化できる
参考になりましたら幸いです。